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薩摩の戦闘食

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鹿児島の郷土菓子「あくまき」
先日、実家から送ってきたモノ。
小さな頃から何気に食べていたプルンとしたゼリー状の不思議な物体、
僕の中で「鹿児島県民しか食べない団子」ぐらいの薄い知識しか持ち合わせていなかったので、
これを機に少し調べてみることに…
歴史は古く豊臣秀吉の朝鮮出兵に遡るとか、
その製造過程は、まずもち米を一晩灰汁に漬け込む、その後竹皮に包んで、
更に灰汁で約6時間煮込むという実に手間暇かけた一品。
灰汁を使う事で滅菌作用が発生、プラスして竹の皮で包むため抗菌作用も働き、
保存性バツグン、ミネラルたっぷりのアルカリ食品となる。
これにより当時戦地では、他軍が食料確保が上手くいかず体力的に苦戦する中、
薩摩軍だけがおなかを満たし元気だったとの事。
この様な背景から鹿児島では男の子が元気に育つようにと願いを込め、
端午の節句あたりに食べる習慣が生まれたらしい。
そんな事とも知らず、ただパクパク食べていた過去を反省しつつ、
少しだけ立ち止り調べるだけで、色んな発見があることを再認識しました。
手間暇かける事、大切ですね。